MOVIEIMPACTロゴ

#65 
 

映像制作会社MovieImpactのVRコンテンツ「ニャニャ」とは。ていうか、そもそもVRって?|映像制作・動画制作ブログ


2019.6.27
 

以前、社長のVRブログ「ニャニャってなんだ?」でも語られていましたが、弊社では新しい試みとしてVRコンテンツを制作中です。そこで今回は、

VRって何?という基本情報、ムービーインパクトが作るVRコンテンツ「ニャニャ」

について書いてみようと思います。
 

そもそもVRとは?

 

オキュラスクエスト
 

VRVirtual Realityの略、仮想現実と訳されます。
一般的にはVRヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルなどを使用することで、コンピュータ上に作り出された人工的な空間に自身が入り込んでしまったような感覚(没入感)を得られる技術です。360度や3Dの空間を見渡すことができます。
 
VRに対して、ARMRという言葉もよく耳にします。
ARとは、現実世界にCGなどの仮想現実を重ねて空間や世界を構築しているものです。スマートフォンのゲームアプリ「ポケモンGO」や、自撮りの顔に動物の耳や鼻などのCGを表示するカメラアプリ「スノーSNOW」がわかりやすい例でしょうか。
MRは、仮想現実の世界に現実の世界を組み合わせ、ミックスさせたものです。MRではカメラやセンサーを駆使しそれぞれの位置情報を細かく算出することで、たとえばキャラクターの後ろ側に回り込んだり触れたりもできるようになります。
 

VR・MR・AR概念図

 

VRの活用方法は?

まず一番にあげられるのは、ゲームやアトラクションなどのエンターテインメント領域です。ここ数年で、VRを体験できる施設が増えていますし、家庭用ゲーム機にも導入されています。そのほかでは、医療現場、教材の内容を疑似体験するVR教室などの教育現場、試着をシミュレートできるサービスも出てきているようです。物件に足を運ばなければ内部がわからなかった不動産分野や工場見学などでも、VRの導入が進んでいます。
 
例えば。360チャンネルの動画からですが・・・
 

ANA機体工場見学>

ANA機体工場見学

 
人気があり実際にはなかなか参加できない工場見学にも、VRで参加できます。
 

<ハイデルベルグ Primefire 106 VR

 
プリンター画像

 
B1インクジェットデジタル印刷機“Primefire 106”の中を紙とともに旅することができます。これをVRゴーグルで見ると・・・!
私は酔いました。。
 
これらのVR動画は先日参加させて頂いたVRセミナー(上記の360チャンネルなど映像コンテンツを制作・配信しているVR PARTNERS主催)で見せて頂いだものです。
色々なヘッドマウントディスプレイを試しましたが、その中にあったOculus Questを弊社代表・神酒がその場でポチ!
 
先日オフィスに届きまして、早速スタッフ全員でワーワー言いながら体感しました!
(リアルに「わーーー!!!」と叫んでしまいましたよ)
 

オキュラスクエスト箱
 
 

これは6Dofのゴーグルで、頭の動きだけでなく体の動きも追跡してくれます。
没入感半端ないです。
3D空間でキャラクラーを上から覗き込めたり、アバターと手を繋いで踊ったり、「見ている」というより「そこに居る」感覚です。
ボクシングゲームでは相手が目の前で殴りかかってきて、避けないといけないのに、運動神経のにぶい私はすぐボコボコに。。。
 
本当に怖いです。。。(良い運動にはなりそうです)
 
Dof」というのは”Degree of Freedom”の略称で、VR体験において対応できる動きの方向の数のことです。3DoF6DoFがあります。(それにしても、いらすとやさん何でもありますね)

3dof、6dofの説明画像

3DofX軸・Y軸・Z軸の「頭の回転と傾き」を検知することが可能。6Dof3DoFの「頭の回転」対応に加えて、同じ3軸の「移動」に対応、VR空間で自分がどこに位置するかをトラッキングできます。
 
 
ちなみに、Oculus Goという3Dofのゴーグルもあります。こちらは以前のスタッフブログ#36でも紹介しています。
 
Oculus QuestDofについて、こんな記事もありましたのでご参考までに。
https://getnavi.jp/digital/377884/
まあ、こんな本格的なヘッドマウントディスプレイじゃなくても、スマホを使って見る「ハコスコ」などの簡易的なものもありますので、まずはそこからでも良いと個人的には思います!

ハコスコ画像

 
という感じで、様々なヘッドマウントディスプレイが発売された今、爆発的にVRが普及するかもしれません。携帯電話がガラケーからスマホへ転換した時も、スマホのハードが各社から出揃った時期だったそうです。
どうなるんでしょうか〜!楽しみですね。
 
 
さて、ようやく本題です。
 

ムービーインパクトが作るVRコンテンツ「ニャニャ」とは?

 
弊社はおもしろ系(実写のエンターテイメント)が得意な映像制作会社。VRというとCGを使ったコンテンツも多いですが、人工的に作られた世界ではなく、実際に存在している人を間近で見られる魅力にフォーカスします。
 VRは現時点ではヘッドマウントディスプレイで見るものなので、その孤独感が普及へのハードルと言われています。確かに自分の体験をシェアしにくいということはちょっと寂しいかも。SNSのようなオープンな世界とは対称的ですね。
でも、逆に、その孤独でクローズドな世界に没入し、大好きな人(VR)と二人きりの時間を楽しむ、そんなコンテンツがあってもいいじゃないか!ていうか欲しい!欲しいから作ろう!
ということで、現在、「ニャニャ(nearnear)」というOculusGoで見られるアプリ(ブラウザで見られる環境も)を開発中です。
これを使えば、大好きなあの人がすぐそばにいるように感じられる!ぜひ体感してください!
 

<ニャニャデモ映像>

スマホのYouTubeアプリ+簡易ゴーグルでも見られます。
 

佐々木さくらバージョン

 

坂口彩バージョン

 
いやあ~・・・かわいい。。ドキドキしますね。。
 
こうして色々なヘッドマウンドディスプレイを使ってみて思ったこと。
VR空間を体験したことのない人はとにかく一度体験して欲しい!
ということです。
私も話を聞いているだけの時は、「そんなに~?」と思っていたクチでした。
でも自分で実際に見たら、「これは近い将来、来る!!」と実感しました。
VR、「そんなに~?」と思っている皆様。
ぜひニャニャ(nearnear)で新しい世界に没入してください。
 
お楽しみに!!
 

加藤志摩
 著者:加藤志摩(ウェブマスター)