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#46 

映画で寄付ができるってどういうこと?|映像制作・動画制作ブログ


2018.9.5
映画で寄付の写真

 
こんにちは。
雪国新潟出身なので、夏にはめっぽう弱いキャスティングのイケノです。
寒さへの耐性はすこぶる強いので、南極やアラスカの撮影も喜んで行きます!

さて、ようやく9月になりました。
それにしても、今年の夏は、尋常じゃない暑さでしたね。
台風も過去最多ペースで発生しているようです。
全国各地で豪雨が多発しており、安心して過ごすのが難しいですね。

現在、「DONATION THEATER 映画で寄付するWEBシアター」というものが実施されております。

その名の通り、映画で寄付することができる という画期的な試みです。


こちら、以下サイトに記載がある通り、
https://donation-theater.eiga-infra.org

平成30年7月西日本における豪雨災害に対し、被災地支援のための募金活動に賛同する映画監督及び映画関係者とともに、支援活動を開始いたします。WEB配信する映画作品の視聴権をご購入頂き、その全額(決済手数料を除く)を被災地域支援団体に寄付させていただきます。(公式HPより)

といった趣旨のものです。

特典としては、以下です。
参加する映画監督が提供する作品を期間限定でWEB配信します。寄付いただいた方には金額の大小に関係なく配信期間中の視聴権を得ることができます。(配信期間:2018/08/16~9/15)

こちら、寄付の金額としては、1,500円から可能です。

配信期間が残り2週間を切っているのですが、参加監督、作品がどんどん増えており、視聴件購入が8/31までのところ、9/7まで延長になったようです。
こちらに、弊社代表の神酒大亮の2002年の作品『Mine』も提供されております。
TAMA NEW WAVEグランプリ、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭正式招待上映作品です。

他には、『淵に立つ』でカンヌ映画祭ある視点部門審査員賞を受賞し、新作『海を駆ける』も話題の深田晃司監督の初期傑作『東京人間喜劇』(第4回ローマ国際映画祭正式出品)
と短編『8月のアチェでアリさんと話す』、齊藤工 監督 『半分ノ世界』や『カメラを止めるな!』が話題の上田慎一郎監督『テイク8』、第28回東京国際映画祭スプラッシュ部門作品賞の『ケンとカズ』の3年前に制作された、小路紘史監督 『ケンとカズ 短編版』、さらには、2012年 カンヌ映画祭批評家週間短編大賞のDamienManivel 監督『日曜日の朝』や同監督の『犬を連れた女』やフランスのFrédéric Verhaeghe監督の短編3作品まで観ることができてしまいます!

全ては紹介しきれませんが、注目作品が目白押しです!
https://donation-theater.eiga-infra.org

私自身、こういった試みは非常に重要かつ意味のあるものだと考えます。
被災地支援という明確なテーマがあり、そこに賛同する監督や制作者がおり、その視聴権が寄付となる。

被災地は、もちろん、視聴者、監督、ひいては、役者にとってもとても有益だと思います。
私も実際に、いくつかの作品を観ましたが、いままで出会えなかった監督や作品、監督を知っていたが映画祭でしか上映されない作品、それらに出演する魅力的な役者などを知ることができました。
劇場やレンタルショップではなく、WEBというどこでも観られるものだからこそ、気軽に楽しめ、そこで、新たな出会いに繋がる。
作品数が膨大で、すべて観たいのですが、とても観きれないです!笑
あれも観たい、これも観たいのオンパレードです!
時間の許す限り、観たいと思います。

Netflix、Huluにも面白い作品がたくさんありますが、そこでは観られないような作品が数多く提供されており、面白さでは負けていないと思います!

 
新しい寄付のアプローチとして、世界的な流れになっていくことを願います。

視聴権の購入が9/7まで、視聴期限が9/15と迫っておりますが、短編から長編までたくさいんありますので、通勤通学で短編を、家に帰ってからゆっくり長編を、という感じでもお楽しみいただけると思います。

最後に、この寄付を通して、少しでも早く西日本の皆様が安心して過ごせる日が来ると良いなと、微力ながら、願います。

※画像は、一般社団法人 日本映画インフラストラクチャ協会様の使用許可をいただいております。

活野創 映像制作・動画制作ブログ
 著者:池野創(俳優/プレイヤーズエージェント)