MOVIEIMPACTロゴ

#13 

レトロ回帰でインパクトのあるCMやMVを集めてみた!|映像制作・動画制作ブログ


2017.11.2

動画広告は映像のインパクトや最初の数秒が大切です。

こんにちわ、滋賀県出身のCMディレクターこと、マザーレイク市原です。
 
スーパーウルトラ今更なのですが、やはり動画広告は映像のインパクトや最初の数秒が大切です。
そのために様々な手法や創意工夫があるかと思いますが、今回は、
「あえてのレトロ回帰でインパクトを残しているCMやMV」
を私の独断と偏見でご紹介したいと思います。完全に私の趣味です。
 

レトロ潜水
photo by x-ray delta one
 

念のためレトロ回帰を噛み砕いてご説明しますと、今やハイビジョンを始め、4Kや8Kで美しさを求めるのが当たり前の世の中なのに、あくまで昭和っぽいテレビの画質や、バブルっぽい表現など、その時代時代では最先端と思われていた画質やデザイン、映像センスなどを引っ張り出して見せる、という演出方法です。
 
昔を知っている世代にはあるあるネタなどで懐かしく感じてもらい、笑いや親近感、ツッコミいれたい願望を生み、ハイビジョン画質しか知らないような世代には逆に斬新に映るというメリットがあります。
どこまでやるかはクリエイターとクライアントの度量と勢いにかかっていますが、個人的には思いっきりやる方がウケるのかなと思っております。
 

あえてレトロ回帰でインパクトを残しているCMやMV

 
では早速参りましょう。

皆さんは滋賀県を代表する武将、石田三成はご存知でしょうか?ぶっちゃけギリ名前を知ってるレベルかと思います。

滋賀県出身の私でさえ、恥ずかしながら三成と滋賀の関係など知りませんでした。しかしどうでしょう、今や私は石田三成なしでは生きていけない体となってしまいました。
ちなみにこちらは2016 ACC CM FESTIVALでゴールドを受賞されています。

 

一転して、男性ならなぜかどこかがモソモソしてしまう…こんなCMです。

私の世代より前の世代の、テレビCMの雰囲気ですが、なぜ私も懐かしいと感じるのか、怖くて仕方ありません。これがレトロパワーなのか。
しかも本当にこちらの会社、今もあるのだろうか?と不安にさせる程の、徹底したレトロぶりです。色んな意味で気持ちいいです。

 

お次は、最近バズった、藤井隆さんのニューアルバムを紹介するニセCFです。

得も言われぬレトロ感に若干イラ立つ♡
映像インパクトが強すぎて曲が入ってこな…「ジャンパー当たる」じゃねーよww

 

お次はこちら、「鳩に困ったら雨宮」さんです。

こちらはなんでしょう、レトロ回帰と言うかレトロ怪奇です。
サウンドロゴも相まって、二度と頭から離れません。困りました。
 

 

ちょっと一旦、オシャレ系も見てみましょう。(失礼)

ブルーノ・マーズの「Treasure」のミュージックビデオです。
2013年制作ですが、レトロ回帰演出ですでに色あせすぎており、もうこれ以上色あせません。曲の雰囲気と相まって逆にかっこよすぎます。

 

続いては、The Chainsmokers「Paris」のリリックビデオです。

こちらは、数十年前にちょっとリッチな家庭にあったHi8というビデオ機器っぽい映像ですね。(勿論四人兄姉の私の家には、そんなものはありませんでしたよ…)
しかしよく見ると4:3の画角ではなく16:9のハイビジョンの画角です。スローモーションも使われていますし、レトロだけど現代的な部分も感じます。
レトロ感が映像をエモーショナルにし、思い出っぽい切なさを生み出しています。

 

天下のハイブランド、Gucciもやってくれました。

しかも雰囲気を変えて…

 

ちなみに私もレトロ風のCMをやらせていただいております。

撮影時はHDで撮り、ポスプロで加工する工程を踏んでおります。

 
さて、レトロ回帰と言っても様々な表現がありました。
年代が違う、地域が違う、機材が違うなど、それぞれに違った味わいや個性を出すことができます。
しかもハイビジョンの16:9の画角が当たり前となった今だからこそ、4:3の画面がTrueViewなどで急に出てくると新鮮です。
 
温故知新!
 
紹介したい商品やサービスとの相性は勿論ありますし、ターゲットも選ぶかもしれませんが、インパクトは残りますよね。
一度こういった表現を検討してみてもいいかもしれません!

ディレクター市原悠 映像制作・動画制作ブログ
 著者:市原悠(ディレクター)